アジサイ

アジサイの花言葉は、「移り気」とか「浮気」とか言われていた。土地の酸性・アルカリ性なとで、色が変わるからとか、学生の時に聞いた。でも、本当は日本人には合っている花のように思った。日本では「郷に入っては郷に従え」とよく言われた。例えば、お嫁さんは、『真っ白な純真無垢』な方が良くて、嫁いだ家の家風に合わせて、その家の色に染まる方がいいとか。
人格とか、人権とかからは、随分と遠い話のように思う。
かなり前、新婚さん家庭を訪ねたことがあった。初めから、両親と同居ということだったが、台所で何かしているようなので、見せてもらうと、義母さんがお嫁さんに料理を教えていた。とても仲がいいのかと思っていたら、「この家の『味』を覚えてもらわないといけないから」ということだった。
半年経たないうちに離婚したと、だいぶ経ってから聞いた。
彼女は「移り気」も「浮気」もできなかったということなのだろうか。
花嫁さんは、紫陽花のように、赤でもなく、青でもなく、太陽のように輝いてほしいという意味は付け加えてはもらえないのかな。
こんな話は時代錯誤だと、言ってほしい気がします。

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