女性蔑視は最低!④

新改訳2017 創世記
2:20 人はすべての家畜、空の鳥、すべての野の獣に名をつけた。しかし、アダムには、ふさわしい助け手が見つからなかった。
2:21 神である【主】は、深い眠りを人に下された。それで、人は眠った。主は彼のあばら骨の一つを取り、そのところを肉でふさがれた。
2:22 神である【主】は、人から取ったあばら骨を一人の女に造り上げ、人のところに連れて来られた。
2:23 人は言った。「これこそ、ついに私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。男から取られたのだから。」
2:24 それゆえ、男
子どもは父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。

これは、結婚式などでも度々読まれる聖書箇所で、夫婦についての教えである。この教えがスゴイのは、モーセがシナイ山で、『十戒』をもらう前に、明確に記された『律法』であることだ。つまり、全ての教えの中で、トップにあり、十戒を超えた教えであるとも言える。それは、律法の最上位にある教えであるとも言える。勿論、人間に関しての教えとして。
十戒の「対人間」に関する教えの最初は、「父と母を敬え」であるが、その前に『夫婦』の存在がある。お隣の韓国は、儒教の教えが日本以上に浸透しているようで、「父と母を敬え」という教えは、ぴったりと来るのかも知れないが、その前に「子どもは父と母を離れ」の教えがある。結婚した夫婦は両親から独立していなければならない。韓国のキリスト教界はこのことをきちんと教えているのだろうか。韓ドラの王様が大妃様に振り回されるのを見ると哀れで仕方ない。
「ふたりは一体」となるというのだから、「対等」「同等」だ。
子どもの頃、「妻は三歩下がって、夫に従え」と言うことを聞いた。間違いである。横に並んで歩くべきだ。
へブル語では、「イシュ」と「イシャ―」なので、「オトコ」と「オトメ」くらいがいいかも。
それにしても、アダムの感激は伝わって来る。「私の骨からの骨、私の肉からの肉」だから、こんな素晴らしいプロポーズの言葉も聞いたことがない。
なのに、どうして、女性を蔑視し、女性差別をするのだろうか。自分の奥さんや彼女だけは別なのか。

アダムが、この時チンパンジーを選んでいたら、「ターザンとチータ」になったのかも。その違和感を感じたのか、ディズニーは「ターザンとジェーン」にしたのだろう。

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