ファクトチェック

アメリカの大統領選で、トランプ氏とハリス氏の討論会で、お互いの発言に対して司会者が『ウソ』のチェックをしていた。
アメリカのメディアは、たぶん二十年以上前から、自分たちがどの候補を支持するかとか、共和党支持なのか、民主党支持なのかを表明したり、その支持のために自分たち自身で、広告放送をしたり、偏った内容の放送をしている。
その影響を受けて、日本のメディア(テレビ・ラジオ・新聞・週刊誌等など)も同じように支持政党や、保守、革新等の色分けが進んで来た。さらに、国営放送のNHKに対しても政府が圧力をかけて、政権よりの放送をさせていた。
メディアの影響は大きい。だから、メディアを味方に付けたいと思うのは仕方がない。中国やロシアや中東などの国営放送は完全に政権よりの放送をしているように見える。でも、日本も戦時中に「大本営発令」として、日本が勝ち続けているように偽装していた。親たちは「いきなり『玉音放送』で負けた」と聞いて、驚いたと話していた。
メディアの中立性は難しい。その所為で、今の若者たちは『ネット』に走る。そこには、ウソやフェイクなどがあふれ、AIまで駆使した偽りが流れる。今は「闇バイト」のようなものや「詐欺」も山ほどある。
「正しいもの」や「公平なもの」や「中立なもの」などが、どんどんと消えている。安心して、信用できるものが、失われていく。何が本当で、何がウソなのか…。
その上に、「冤罪事件」や「警察・検察の不祥事」も続く。
私たちは、何を信用したらいいのだろうか。


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