世の中で最大の不条理というか、理不尽なことは、『死』なのだと思う。
色々な宗教が世界中にあるけれど、この『死』をいかにして乗り越えるかを教えているのだと思う。その乗り越え方に様々あるのだろう。
そして、その死を乗り越えるために、「どう生きるか?」が、教えの中心にあるのだろう。
もし、自分の好きなように生き、やりたい放題を尽くし、人を苦しめたり、意地の悪いことをしたり、傷つけたり、果てには、殺したりしても、何の咎めもなく、天国のようなところへ行って、実に幸せに楽しく永遠に生きられる。
という、宗教があったら、入信しますか?
また、納得できますか?
その一方には、傷つけられ、苦しめられ、痛めつけられ、殺された人が存在している。そんな目に遭った後に、その人は更に地獄に行きます。
という、宗教があったら、入信しますか?
どちらも極端ですが、表裏一体なのだと思う。
だから、「どんな絶望な生き方をし、惨めで酷い死に方をしても、心根のよい人だったら、天国へ行けます」ということなら、不条理で理不尽な『死』も、少しは納得できるのではないでしょうか。
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