開戦記念日

子どもの頃、もういつだったか詳しく覚えていないけれども、「トラ・トラ・トラ」の映画をテレビで見た。何の映画かも知らずに。ハワイの真珠湾攻撃の映画だった。「パールハーバー」という名前も「ニイタカヤマノボレ」もその時に覚えた。日本の「宣戦布告」の電文が届く前に、日本軍は攻撃したことになった。この攻撃のことをアメリカはすでに知っていて、主要な艦隊は逃げていたのに。
第二次世界大戦は日本軍を含む「日独伊三国同盟」側が負けた。その戦争に参加していた両親の世代はどのような気持ちで見ていたのか、よく分からない。
でも、真珠湾を攻撃する日本軍の勇姿には心が躍った。
しかし、それは「不意打ち」の「卑怯者」が日本の姿だった。
戦後、広島出身の私は、「リメンバー・パールハーバー」に対して「ノーモア・ヒロシマ」と言っていた。日本が「卑怯者」なら、アメリカは「無差別大量殺人鬼」だと言っていた。
日本は、戦後「平和教育」にとても力を注いだ。今ある日本の平和は、その努力の賜物だと思う。
しかし、世界は再び、いや、三度目の世界大戦へ進んでいるように見える。
「平和をつくる者は幸いです。その人たちは【神の子ども】と呼ばれるからです。」(新改訳2017 マタイ5:9)という御言葉は、今とても必要なものだと思う。
たとえ、世が滅ぶことが定めであっても、それを止めるための働きは尊いものだと思う。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました