日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞授賞式が昨晩行われた。
平和賞はノーベル賞の中で最重要賞だと思う。その賞が与えられたのは、とても意義深いことであると同時に、今核兵器による危機が身近に迫っていることを意味していると思う。
ウクライナ戦争におけるプーチン大統領の威嚇、ガザでの核使用に示唆…。そうした「核兵器使用の現実性」が、被団協の受賞につながったのだと思う。
私が生まれた時には既に【核兵器】は使用された後だった。そして、量・質ともに軍拡の時代だった。
「核のない世界」は夢のまた夢だった。「核抑止」が現実的な状態だった。それは今も変わらない。
代表委員の演説の中では、「核抑止論」ではなく、「核廃絶」が強調されていた。
「最後の一発」を隠し持った国が世界を征服するのではないかとの懸念がわく。天然痘は今根絶されている。しかし、天然痘の細菌兵器を握っている国はある。
地球上の生物は今までに何回も絶滅している。隕石の衝突等。でも、もし人類が核兵器で絶滅したとしたら、自然災害ではなく、「人類の英知による自滅」でしかない。人間は本当に「ホモサピエンス(賢い人間)」なのだろうか?
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