平和と幸せ

最近「闇バイト」などの凶悪な犯罪が増えているように感じる。ウクライナの戦争やガザの戦闘などのようなことが、日本で起こっているわけではない。子どもの頃、テレビで「最近の日本人は平和ボケしている」みたいなことをよく耳にしたように思うが、その後五十年経っても、日本は戦争をすることなく、平和に過ごして来た。世界一平和な国かも知れない。
それなのに、コワイ犯罪が起こっている。平和なのに、平和ではないのだろうか。
そう思って、感じるのは、「『平和』だけど、『幸せ』を感じていない」ということのように思う。
平和な国の日本に住んでいることは、本当にありがたいことなのに、なぜか幸せを感じない。
昔、さんまさんの「幸せって、何だっけ?」というコマーシャルが流行っていた。
でも、今もこのコマーシャルの答えを探さなければならないのではないだろうか、と思う。
平和は平和でも、何もしないということではない。でも、何かをしようとすると「お金」や「能力」や「資格」等などが必要になってくる。お金を使て何かを手に入れても、また少しすると、何かを欲しくなっている。
周りの人がみんな幸せに見えて、自分だけが幸せではないようにも思えてくる。
「好きな人がいても、振り向いてもらえない」「ほしい物があっても、お金がない」「したいことがあっても、能力がない」等など。
子どもの頃には、無かったような魅力的な物や楽しいことが今の時代にはあふれている。願ってもいなかったようなものまで、使っている。それなのに、ひとときが過ぎると虚しさに覆われる。
本当に心を満たして、幸せを与えてくれるものは何なのだろうか。平和な時代だからこそ、退屈にならず、幸せを感じ続けることのできるものが、必要なのではないだろうか。

牧師の私が言えることは、皆様のご想像通りの「神様」です。

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