「赤信号みんなで渡れば怖くない」というブラックギャグが、ずうっと頭に残った。今も時々耳にするように思う。
これが『多数決』の害悪であると、みんな知っている。そして、この多数決こそが『民主主義』の根本だとも知る。
今の世界を眺めていると、大統領や議会などの民主主義を標榜する国々に『独裁制』が横行しているのを見る。
『過半数』を取った方が、『少数派(50.0001%なら、49.9999%)≒50%』もう半分のものを手に入れることができるシステム。その過半数の中に序列をつけることで、独裁制を敷くことができ、大統領や首相は王となる。
「正義は人によって違う」としたら、多数決は『正義』を選んでいるわけではない。
「レミングの集団自殺」という言葉を子どもの頃によく聞いた。本当のことなのかどうかはわからないが、まだ戦後の空気があった頃だったのか、「一億総玉砕」という言葉がの残っていた。日本は、「最後の一人が死ぬまで戦え」と言われていた。日本人は全員が「兵士」であって、「民間人」ではなかった。原爆や空襲で死んだ「民間人」と言われるが、戦前の思想統制的には、民間人ではなかった。
なのに、戦後の保障の際には、民間人の方が圧倒的に多かった。
日本は「集団自決」を強要されていた。
現在、北朝鮮軍がウクライナと戦って死んでいる。自決する者も多いと聞く。かつての日本人と同じだ。
「戦争もみんなで死ぬば怖くない」と言っているように、見える。
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