今年は戦後80年になる節目の年であると、報道の中で聞く。それは、被爆80年であることにもなる。
そして、「日本国憲法」は、その翌年の昭和21年(1946年)11月3日(文化の日)に公布され、半年後の昭和22年5月3日に施行された。施行された昭和22年から数えると、78年になる。
「大日本帝国憲法」は明治22年(1889年)2月11日に公布され、翌年11月29日に施行されたので、同様に施行された年から数えると、57年間となる。明治の最初から、敗戦までを数えると77年で、戦後80年である。
明治体制下では、日清、日露、第一次、第二次と、四度も大きな戦争した。が、日本国憲法下では、一度も戦争をしていない。単純に戦前(もちろん第二次大戦前)と戦後を比較すると、戦後の方が平和で安全で幸せだったと考えられる。
先日、テレビの報道番組(たぶん『深層NEWS』)から、「戦前に返ってはならない」という言葉が聞こえて来た。
私も全く同感である。
「『日本国憲法』を改正したい」という話をこれまでに何度も聞いて来た。しかし、私はこれほど優れた憲法は日本にしかないと思っている。
多分9条の「戦争放棄」が一番の問題だと思うが、これは「侵略戦争」を指しているのであって、「自衛のための戦争」であるわけがない。「正当防衛」は刑法でも認められている。
「自衛隊を違憲」だと言って来たのは、武装解除させておけば、いつでも日本を取りいけると考えた勢力の言いがかりでしかない。それを国内でも、思想的に感化された者たちが、「共産主義国を理想国家」と思って協力したものだろう。
でも、現在の様子を見ていたら、共産主義を謳った国々の衰退は明らかで、その脅威は甚大だろう。
日本国憲法のもとで、時にはジレンマを感じながらであったとしても、日本は「平和国家」として80年間保って来たことを「誇り」として、今後も世界平和に貢献すべきだと思う。
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