芒に月

花札の月の札を、子どもの頃は、「ぼうず」と言っていたけれど、ネットで調べたら、「芒に月(ぼうにつき)」と言うのだそうです。初めて知りました。
花札は『京』とか『和風』とか、日本人の心のふるさとみたいでとても好きでした。
「サマーウォーズ」で、花札の対決シーンはとても興奮して、感動しました。
今日、駅を降りて、歩いていると、『お月さん』が見えて、『これは』と思って、家に帰って、カメラを持ち出して、『お月さん』を探しました。すると、『芒(すすき)』ではなく、ビルの貯水槽にかかる『お月さん』でした。「槽(そう)の月」と呼んでいいでしょうか。
京都は、洛中(碁盤のマス目)のような部分だけは保護の対象のようで、この伏見は対象外で、高いビルの建設も可能になっています。
私の写真の撮り方に問題があることはごめんなさい。でも、もう京都は京都ではないのです。特に、伏見は京都から見捨てられたような地域です。
「ブラタモリ」で、この間、取り上げて頂きましたが、それは『お情け』なのでしょうか。
天皇が東京に遷都して、京都は『空っぽ』の和風を守っています。
もう、京都は『みやこ』ではないのでしょうか?

東京遷都などをして、「富国強兵」や「殖産産業」に注力して、『和の心』を見失ってしまったとは思いたくないのです。
「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」などということは、天皇には全くふさわしくないものだと思ってきました。
そして、その挙句の果てに、「天皇陛下万歳」と言って、自殺的突撃をする部隊を目撃した私の伯父の証言はあまりにも悲しいことでした。
そして、更に、「特攻隊」などという、非人道的な戦術を使うことを、天皇が望んだとは決して思いたくないのです。

私は、今上天皇陛下ご夫妻が好きです。学生時代に、偶然お会いすることのできた陛下も、雅子様も、そして、愛子様もとても大切な方々です。
天皇ご家族が、今戦争をして、国民を戦地に送りたいと思っているとは、絶対に思いたくないのです。

昭和天皇が、「A級戦犯の合祀」の後に、靖国神社の参拝を止めたことが、本当の天皇様のお心だったのだと思いたいです。

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