IQって何だろう?

この本を読んでいて、もう一つ思い出してことがある。それは、中学一年生の時に測ったIQがたしか80だったことだった。チャーリィ・ゴードンは70くらいだと思うから、それとどのくらい違うのかはわからないが、その時も三者面談で、先生が母に「ふざけてたのだと思います」とか言って、安心させようとしていたと思う。が、本人は必死でやった記憶があったので、先生はいい人だなぁと思っていた。
その後、IQによる差別みたいなことが言われるようになったせいか、IQテストが無くなったように思うので、私は自分のIQは80ということになった。
大学の時に臨床心理学の先生が何を思ったのか、私を見つけて、「お話ししにおいで」と言ってくれたので、一週間に一度くらいお話しをしに行っていた。後から考えるとカウンセリングをしていたようだ。私が美術研究室だったことや、奇行が多いことが噂になっていたのだと思う。その先生はいい人だったので、モルモットのような感じはしなかったけれど、実験心理学の研究室に呼ばれると、まさにアルジャーノンの気持ちだった。
その時に、このIQ80の話をしたら、「やってみるか?」といわれたので、チャレンジした。その時には、110くらいだったと思う。
「普通だね」、と言ってくれた。でも、大人になってしてもあまり意味がないんだけどね。子どもの発達が早いか遅いかだから、大人になったら、関係ないと思うし、君は美術だから、IQは関係ないと思うけれど、どう思うか? と逆に質問をされた。
一時期EQという言葉が流行っていたが、当時はまだだったと思う。「感性の方が大切だと思いますが、感性と知能はどういう関係があるんですか?」と、こちらも質問で返した。すると「まさにそれだね。それを知りたくて、君に来てもらっているようなものだね。」と言っていた。

それにしても、とてもいい本だった。何よりも最後まで読んだ。大概の小節は途中で面白くなくなってやめてしまう。

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