
「戦後80年」という言葉を、今年は何度も聞くことになるのだろう。そして、「戦後80年なのに」と、きっと何度も思うことになるのだろう。
私たち戦後生まれの者にとってみれば、「戦争をした体験もなければ、記憶もない」のに、「戦争責任」をずうっと負わされている。親たちのしたことに責任をその子孫が背負っている。国が続く限り背負い続けなければならないものなのだろうか。
子どもの頃から、平和教育を受け続け、今も学校では日本の戦争責任について習い、平和貢献をすることを理解する。そして、日本はこの80年間、戦争をしたことはないし、平和のために国も国民一人一人も何某かの貢献をやってきたと思う。
にもかかわらず、ロシアはウクライナに侵攻し、人々を殺し、町を破壊し、まだ止める気も無い。
そして、アメリカは、ウクライナの資源に触手を伸ばしている。
ウクライナを、ロシアとアメリカによる「分割統治」しようとしているように見える。
平和教育を徹底して来た日本人の目から見ると、狂気の沙汰で、時代錯誤のように見える。
イデオロギーも人道主義も民主主義もない、帝国主義か恐怖政治か植民地主義のように見える。
人間は学ばないのだろうか。いつまで経っても、「自分(自国)さえ良ければ」という、ドン・キホーテのような、哀れな年寄りの自己満足のために、世界が動かされているように見える。
恐竜たちは自然現象によって、絶滅した。人間はやはり、自分自身で滅ぶしかないのだろうか。
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