大森先生が教えてくださったこと

サタンは、大天使の中の一番だったの。そのサタンは自分の美しさと自分の才能の素晴らしさに己惚れてしまった。そして、自分は神よりも素晴らしいものだと思ったのね。それで、天から堕とされたのよ。わかる。高慢が最大の問題なの。奏楽者というのはね、どんなに上手でも、牧師や司会者がどんなに下手でも、自分の方がうまいとか、才能があるとか思ってはいけないのよ。奏楽者の一番大事なものはへりくだりなの。だけど、そのへりくだった中で、最高の音楽を奏でるために、徹底した練習をするの。東君だけは、それがわかる神学生だと思う。
私は、大森先生のこの言葉に驚いた。そして、決して自分がそんな者だとは思えなっかった。
私たちは神様を賛美しているの。自分の上手い歌を聞かせるのではないし、自分の上手い演奏を聞かせるのはないの、真心を込めて、主を賛美したいのよ。そうでしょう。
あ、はい。と応えるのが精一杯だった。
もし、音痴な人がいたら、その人は賛美する価値が無いと言うの?
いいえ。
歌が下手でも、音痴でも、主を賛美できるのでなければ、おかしいでしょ。でも、歌がうまいからと言って、神様を愛していない人が歌っても、神様が喜ぶはずがないでしょう。
上手くなりたいという気持ちは大切よ。でも、それ以上に「主を心から素晴らしいと思って、賛美を献げることが一番大切でしょう。東君には、それがわかるでしょう」と言って頂いたのです。
私は、初めて音楽の魅力を知ったと思った。そして、とても上手にオルガンを弾く大森先生の真の心というか、信仰を教えて頂いたと思った。
大森先生、私は、今賛美が好きです。それは先生のお陰です。と言えます。

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