
JA会長の山野氏の発言には、驚いた。その上に、江藤元農水大臣の発言は、知性を疑うほどの衝撃を与えた。
JAは昔は「農協」と言っていたのだろうか。その役割は、「日本の主食である『米』を守る」だったと思う。小学生になったら、「日本の主食は『米』である」と教えられる。それなのに、給食では「まったく美味しくないパン」が出てきていたことにずうっと疑問を感じていた。進駐軍による日本の欧米化の表れだったのだろうと思うし、実際「食の欧米化」は止められない。そのせいで、心筋梗塞や肥満などの病気も増えていると習う。しかし、米が主食の日本人は、結果的に糖尿病が多い。そこにはあまり触れない。
義務教育期間を使い、「炊き立てのご飯はおいしい」とか、「日本人にはお米のご飯」とか、教え込まれ刷り込まれて、欧米食は体に悪いと教え続ける。それでも、お米離れは止まらない。
今回のお米の暴騰は、そんなお米離れを加速させ、その裏に、農水大臣や族議員とJAやその関連業者がいたことが分かった。
「お米政策の大失策」であろう。
もう、JAを守る必要を見いだせないどころか、JAの解体こそが、日本の食料防衛に一番必要なことだと判った。
お米が安心して買えない現在の事情を考えれば、当然の判断だと思う。
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