
学生の頃、伯母が家の庭で、くちなしの花を育てていた。その香りが好きで花の咲くころは楽しみにしていた。ただ、伯母の話だと虫がつきやすくて、虫との闘いが結構大変なのだと言っていたように思う。その時に、ではどうやって虫をやっつけるのかと聞いたら、「キンチョールでいいの」とあっさりと答えてくれた。大変なのと言う割には簡単な答えのように思った。でも一日に何度かスプレーするみたいにも言っていたので、その手間が大変なのかもと思った。
最近、歩いているとくちなしの花の香りがした。花を見つける前に匂いで存在がわかる。それから、きょろきょろして花を探すと10m圏内くらいで見つかった。
甘く濃厚な香り。蟻が花びらの上を歩いていた。これだけいい匂いがすれば、蟻もやってくるだろうなと思った。
キリストの素晴らしさを表すのに、「百合の花の香り」がある。カサブランカの香りも大好きだ。
キリストの良い香りを放つことができる人間になりたいと、クリスチャンは思うが、なかなか難しい。個人的には、くちなしの花の香りに例えてもいいと思う。
ただ、聖書の百合は特別な花ではないらしい。自然に、普通に、良い香りを放てれば、幸いなことだと思う。
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