
「働く車」というのは、幾つになっても興味深い。先日、教会の電気の引き込みの部分のコードが劣化して、漏電の危険があるということで、工事をしてもらうことになった。建物の中は一般の電気屋さんにしてもらえるのだが、電信柱からの引き込み部分は関電でなければできないということで、申請を出して依頼することになった。
今は込んでいるのか、申請を出して、工事になるまでに三か月ほどかかった。最初に引き込む時は無料だったが、今回は30万円ほどかかるということで、びっくりした。
そんな中で、この働く車が来たので、仕方がない金額なのかなぁと思った。
そして、電信柱からの引き込みだと電気を止めることができないということで、電気が流れたままと聞いて、怖い仕事だと思った。同行してくださった電気屋さんによるとクーラー用に200V流れてるとのことで、「感電」の恐れがあるとのことだった。
そう言えば、この車が来て一番最初にしていた作業が、電線のついた杭の周りを布のようなもので巻いて、溝に置いて、上から水のようなものをかけていた。電解質の溶液なのかも知れないけれど、「アース」なのだろうと思った。
昔、電信柱での作業中の人が感電死したという話を聞いたことがあるから、命がけの仕事ということになるのだと思う。
無事に作業が済んで、本当によかった。
電気の無い生活はもうできないかも知れない。快適な生活には、対価が必要だ。そして、自然にも大きな負担をかけるのだろうと思う。


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