平和の君💛

【新改訳2017】イザヤ書
9:6 ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。

　旧約聖書のイザヤ書に、キリストの預言があり、そこに上掲の記述がある。イザヤ書はとても霊的な書物で、読んでいるとワクワクとしてくる。そして、キリストに関する様々な預言が出て来るのも大きな魅力だろう。
　ここに生まれて来る赤ちゃん（『みどりご』は大宝律令の『緑児』から）の名前＝本質が示されている。「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」とある。どれも素晴らしい意味を持っている。「不思議な助言者」は、口語訳聖書では「霊妙なる議士」とあり、何のことかわからない。たぶん当時、英語の「Wonderful」とか、「 Counselor」の意味を持つ日本語が存在しなかったのか、理解できなかったのだろう。「Wonderful」と「 Counselor」は別々みたいだから、二つに分けると「素晴らしい人」と「カウンセラー」となる。未だに「Counselor」は「カウンセラー」のままだから、「カウンセラー」と言うしかないように思うが、「助言者」と言うと何となく神様に対して失礼な気もする。「導き手」くらいの方がいいようにも思う。
　その中で、「平和の君」はとびきり素敵な名前だと思う。特に英語だと「Prince of Peace（プリンス　オブ　ピース）」で、どこかのアイドルの名前のようだ。

　現代に一番必要な存在はこの「平和の君」ではないだろうか。「平和」とは単に「戦争がない」だけではなく、「みんなが安心して平安に過ごせる世の中」だろう。
　ノーベル賞の話題が流れてくるが、最高賞は「平和賞」だと言われている。新約聖書には、「平和をつくる者が神の子と呼ばれる」と、イエス様は言っておられる。

　私はこの神様が大好きだ。私の親の世代は第二次大戦で人生が滅茶苦茶になった。戦争が終わった時のことを母に聞いたことがあるが、「負けても、戦争が終わって本当によかった。今は平和で安心して生きられる」と言っていた。
　どうか世界に、そして、皆様おひとりおひとりに平和がありますように。

【NKJV】Isaiah
9:6 For unto us a Child is born, Unto us a Son is given; And the government will be upon His shoulder. And His name will be called Wonderful, Counselor, Mighty God, Everlasting Father, Prince of Peace.