春は苦手です😢

 「〽梅は咲いたか~、さくらはまだかいな~。という調子を子どもの頃によく聞いたように思う。何だか、調子はずれな感じがして、あまり好きではなかったけれど、耳に残る。それと同時に梅の絵としての花札が思い出される。
 このうぐいすのいる絵柄が子どもの時から好きでした。本当はメジロなのだそうですが、鶯の鳴き声とメジロの色の両方を採用したものなのでしょう。ゲームの中でこれらの種札を手に入れるとうれしかった。五光とは違うけれども何か好きだった。
 そして、点の低いカス札が、鶯のいない梅の花が淋しい。
 春は「別れと出会い」の時期ですよね。三月は別れ、四月は出会い。出会いには少し興味がわくかも知れませんが、人見知り(今は誰も信じてくれない)だったので、コワかった。それ以上に「別れ」はとても苦手だった。
 たくさんの出会いは勿論ありました。その出会いによって、たくさんのうれしいことや楽しいことがもたらされました。でも、その分、多くの別れも経験して来ました。「出会いは別れの始まり」とも言います。いつかは必ず別れが来ます。だから、もう誰とも出会いたくないとも思っていたこともありました。「もう誰も愛したくない」と少女漫画のように涙したこともあります。
 仏教では「愛別離苦」というのですか。別れの苦しみは必ずあるということですか。
 それでも、誰かを愛してしまう。それこそ人の「性(サガ)」というのか、「人の業」というのでしょうか。
 別れの悲しみは今も変わらなく続いています。でも、死の後にある再会を知ってしまった今は、少しだけ変われたように思います。最大の別れを無効にすることができた今は、少しだけ自分を励ますことができます。そして、別れて来た人たちの幸せを祈ることもできます。
 カス札に再び鶯が訪れることをねがい、鶯がいつまでもい続けてくれることを祈ります。
 

 

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