
ロシアがウクライナに核兵器をもって脅し、戦争を仕掛けて、すでに五年続いている。国際法に違反するような第二次世界大戦前のような暴虐な行為が起きて、世界は歴史から学ぶこともない愚かさの前に無力感を感じていた。
その上に、アメリカのトランプ大統領がロシアのやり方と何ら変わることのない暴力で世界秩序を乱している。そのトランプ氏を押し上げているのが『福音派』と呼ばれるキリスト教徒たちだと思うと情けない。
どちらもキリスト教徒のようであることがあまりにも残念である。しかし、ヨーロッパは長年に亘り、キリスト教徒同士で戦争を行い、自分たちの方に神の正義があると言い続けて来た。今回も同じ神に守られていると考えており、たぶん自分たちの方が正しいと思っているのだろう。
しかし、私はこの人たちやこの国々のキリスト教が正しいとは思えないし、彼らの神が私の信じている神と同じだとは思えない。
そして、今起こっている事柄が、あまりにも『ヨハネの黙示録』の記事に似ているように思えて仕方がない。黙示録の記述はこれまでにも様々な解釈がなされて来て、以前にも「ノストラダムスの大予言」のような形で解釈され、「1999年に世の終わりが来る」というようなことまで言われて、自殺者も出たという話を子どもの頃に聞いた。
しかし、この類の話を聞く度に常に疑問がわく。それは、そもそも『ヨハネの黙示録』は、『新約聖書』と呼ばれるキリスト教の正典の中に属するものであって、『携挙』や『再臨』や『ハルマゲドン』や『新天新地』や『マラナタ』等の言葉で語られる終末に関する書物である。
この終末の絶滅という『危機の回避』あるいは、『救い』は当然ながら、『新約聖書』の中にある。そして、それは、クリスチャンにとっては極当たり前の信仰による救いであって、基本的にそれ以外にはない。
日本で平安時代に仏教による『末法思想』が日本全土を覆った時の救いは『阿弥陀様』とか『弥勒菩薩』かと言われる仏教の教えによる救いでしかなかったことは、当たり前のことだろう。
それと同じように『ハルマゲドン』を回避する方法はキリスト教によるものであることは至極当然のことだと思う。つまり、『イエス・キリストによる救い』である。
グーグルAIによる説明にも、以下のようにある。
ハルマゲドン(アルマゲドン)は、新約聖書の『ヨハネの黙示録』に由来する、世界の終末に善と悪が決戦を行う場所、あるいはその戦争を指す言葉いわば、地球破滅を起こすような大規模な戦争や災害厄を指す一般用語としても使われます。語源はヘブライ語の「メギドの丘」を意味する「ハル・メギド」です。
過去において、「今度こそ世の終わりだ」という話は何度もあり、またそれは起こらなかった。だからと言って「世の終わり」が無くなることはない。「世の終わり」には確実に近づいているだけである。そして、その終わりがいつなのかは、「神様のみぞ知る」ということであり、その日までは、なんら変わらない日常が続くと言われている。
ただ、悲しいのは、『再臨』というキリストの到来により、世の終わりが来ると言われているその再臨を「人の手によって備えよう」という考えから、アメリカはイスラエルを支援しているのである。まともな聖書理解とは思えない。
神様の御業を人の手で行おうという『傲慢さ』が今の戦争を引き起こしていると思うと、本当に虚しく、悲しくなる。
しかし、その愚かさが世の終わりを早める結果になる可能性を否定できない。だから、そんなことをする者たちが、滅びの前に携挙されて救われるとは全く考えられない。
彼らが求めているものは、結局この世の富や名声でしかないのは、火を見るよりも明らかだろう。


コメント