地獄は、日本でも「火の池地獄」とか言う。聖書では「ゲヘナ」と言われ、燃え盛る炎の池で、最後の審判後に「悪魔(サタン)とその部下の悪霊たちと、悪魔に付き従った人間」が放り込まれ、蓋をされて、永遠に閉じ込められるとある。聖書には「ラザロと金持ちの話」が出て来るが、ラザロは「アブラハムの懐≒神の国」へ行き、金持ちは周りを炎で囲まれた地獄に行ったとある。お金持ち自体が悪いわけではないが、ラザロは金持ちの家の前にいながら、金持ちは施してあげることなく、知らん顔をした。悪い事をしなければ、天国に行けるわけではない。人を憐れむ心がなければ、地獄へ堕ちる。
外国人のアーティストたちが、良くチャリティーなどをしているのは、地獄に行きたくないからである。金持ちが困っている人たちに施しをしなければ、地獄へ堕ちる。自分だけ幸せならいいと思っている人も同じだろう。
でも、この地獄の「炎の池」というのは単なるたとえだと思う。
サタンは、大天使の中の最大の天使で、美しく、才能に恵まれたようだ(実際は神がそのように創った)。彼はその自分の姿にのぼせて、「自分を神」とした。それで、地に堕とされて、この地で自分の考えと同じもの(神を畏れない者)を集めて、神に仕返しをし、怒りを爆発し続ける。
結果的にイエス様が現れて、本物の神が「自分は神である」と言ったことを理由にして、彼を排除した。このことによって、サタンは自分で自分を裁くこととなり、この法が決定的となって、彼らは地獄へ堕とされることになった。彼に追従した人間もろ共に。
地獄はサタンの支配する国である。そこでは、力や能力や才能(この世で人の上に立つための方法)など、「善悪の木の実の知識によって測られる尺度」で測られて、サタンと悪霊たちは絶対的に、人間よりも上の階層にいて、人間同士の血みどろの戦いが日々永遠に続き、虐げられ、奴隷のようにこき使われ、「燃えるような怒りと苦しみと悲しみ=炎」に満ち満ちることになるだろう。
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