韓ドラは興味深い

韓ドラは今も流行っているのか、テレビで毎日何個やっている。
王様がいて、両班がいて、良民がいて、奴婢がいる、みたいだ。韓国の歴史を習ったわけではないが、韓ドラを見ているうちに、そんな身分制度があったように学んだ。それは、中国にもあったようだし、日本にもあった。その制度を維持するための教えが「儒教」だったようで、「大学」とか「小学」とか「中庸」などの話も出てくる。
先日、岩波文庫の「大学・中庸」という本を買ったことをお伝えさせて頂いたけれど、読んでみると「修身」などの言葉が出て来て、学生時代を思い出す。私は教育学部にいたので、「修身」が「道徳」になったと習った。つまり、儒教は戦後「『お払い箱』になった」、と習った。

身分制度を維持するための学問(宗教)なので、身分制度が無くなったのだから、必要ない。
なのに、儒教や修身を今も尚、「良い教えだ」と言っている人がいる。この人たちは、「『身分制度』は正しい」と考えているように見える。
「身分制度」=「身分差別」でしょう。
男女平等が成り立たないのは、男女に身分制度が適応されているからだと思う。身分制度は「上下関係」を意味する。
現代では、経営者と労働者が疑似身分制度かも知れない。労働者も「終身雇用」と「日雇い」に分かれていたのが、「ハケン」になって、グラついたが、下の者同士が戦ってくれるように仕向けるのが、上に立つ者の知恵である。

インドのカーストに乗っ取れば、「司祭」はトップのようだから、私もその類に入るのかな。バラモン教ではないので、ダリットになるのだろう。

人が人を差別し、上に立っている人間が、「自分はエライ」と思い上がって、下の者をイジメたり、ひどい目にあわせるのを、神様が一番キライなことを、どうして知らないのだろう。


コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました