外国の方が、「heart」を「心臓」と変換して、「『心臓』を大切にしないとね」と言われたことがあった。日本人にとっては、ハートは「心臓」ではなく「心」の方が意味が多いだろう。日常で「心臓」の話をする時は「心臓病」が話題の時などの「肉体的なこと」だろう。
「心」の「heart」は大好きな言葉で、「心」の字を使った名前もたくさん増えたように思う。最近の人は昔よりも「心」を大切に思うようになったのだろう。
精神の「心」と肉体の「心臓」は違う。英語では「heart」で一つのようなのだけれど、日本語では、その違いはかなり大きいと思う。心臓に心があるのだろうか。不安になったり、驚いたりすると「心臓」が反応する。心が心臓にあるようにも思う。「心臓記憶」ということを言われるようになって、心臓にも心はあるという話も聞く。でも、心に思い浮かべるものは「脳」にあり、ツラい事などあると「頭が痛い」という。問題が解決すると「頭がすっきりした」とも言うけど、「心が晴れた」かな。
ただ、心臓の絵と心の絵を比べると、形は似ているように思う。
そして、心臓という臓器はそもそも「空っぽ」だというのも、心にも通用するように思う。
心は本来心臓のように「空の器」のようなものなのだろう。心臓は空っぽで、動き続けて血液を送る。心は色々なものが入って来ては一喜一憂する。いらないものは捨ててしまいたいけれど、引っかかるとなかなか厄介で、心がパンパンになることもある。憎しみで満ちると怖ろしい。
「愛」をたっぷり取り込んで、「愛」を送り出せたらいいなぁ、と思う。
みなさんは心はどこにあると思います?
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