お正月の初詣に今年もたくさんの人出があった様子がニュースで流れていた。神社に行ったり、お寺に行ったり、どちらなのかほとんど気にしていない。
その答えが、この本の中に書いてあった。そして、読み進んで行くと、このページに当たり、正直びっくりした。「神道には救いはない」のだと言う。
では、みんな何をしに行っているのだろうか。何を求めているのだろうか。
そして、最初の方にというか、「日本書紀」では、イザナミノミコトが死んで、黄泉に降り、醜く腐った様子が描かれている。そもそも「神が死んでいる」。
ニーチェの言った「神は死んだ」は、西洋世界を震撼させるほどのインパクトがあったが、日本では、当たり前に神が死ぬ。
先日やっていた「全領域異常解決室」では、たくさんの神が死んでいた。石田ひかりさん演じる「つきよみ‐の‐みこと【月読尊/月夜見尊】」という、天照大神の妹(弟?)に当たる神まで死んで(消滅して)いた。
子どもの頃、私も神社に初詣に行っていた。しかし、そんなことは全く知る由もないことだった。
キリスト教では、「主の名を呼ぶ者はみな救われる」というように、「救い」が信仰の動機の大切な部分を占めている。
「救いのない宗教」を信じる理由が、わからない。
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