聖職とは?

 「Copilot」で作成して頂きました。
 大学院を修了して中学校の美術教師になった時に、学年主任の先生から「昔は学校の先生も『聖職』と呼ばれていたけれど、今はただの『サラリーマン』だからね。でも、そうならないようにしてほしい。」と言われた。
 その時は『聖職』の意味も理解できてはいなかったと思う。
 神学校に入った時に、「アメリカでは『聖職』と呼ばれているものが、三つあって、『弁護士・牧師・医者』だ。」という話を聞いた。確かその時に、「『聖職』とは、困っている人を助ける仕事のことだ」と言われた。
 弁護士は「権利を奪われている人」を、医者は「生命の危険に見舞われている人」を、そして、牧師は「魂の危機に見舞われている人」を助けるのが仕事である。弁護士は「現実世界」、医者は「生命世界」、牧師は「霊的世界」を扱っている。
 でも、これらは一歩間違うととんでもない「悪人」になる。その時は、頭に「悪徳」という冠が付く。
 それらは、「人の弱みに付け込んで、暴利をむさぼる者たち」である。勿論、牧師も医者も弁護士も生活していかなければならないから、生活費は必要である。正当な対価は必要だろう。しかし、過剰な贅沢をしているのなら、それは『聖職』と呼ばれる資格はない。「医は仁術」というのはそんな意味だと思う。他の職業は知らないが、牧師だと、天国には入られない。
 しかし、ちょっと考えてみると、困っている誰かの必要のために働いて、正しい仕事をしている人はみんな『聖職者』であることに気が付く。看護師さんや介護士さんや消防士さんや先生や、等々。
 聖書には、「神と富とに仕えることはできない」とある。どちらを選ぶかは、その人次第である。
 

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