
【新改訳2017】マタイによる福音書
4:2 そして四十日四十夜、断食をし、その後で空腹を覚えられた。
4:3 すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、これらの石がパンになるように命じなさい。」
4:4 イエスは答えられた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」
この『人はパンだけで生きるりのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』という言葉はとても大切です。
人は確かに、ヒト科ヒトと呼ばれる動物学上の分類ではそうなるのでしょう。
でも、イエス様の教えるところは違います。ヒトは動物ではないのです。ヒトを動物と区別するものは、「神の口から出る一つ一つのことば」であると言っています。
ヒトは確かに動物の要素を持っています。生存競争で生き残ろうとしているところなどてそうでしょう。でも、聖書は、そして、神はそれは違うのだと言っているのです。
「ヒト科ヒト」としての動物のヒトはただの動物です。しかし、「神の言葉に従って生きる時」、ヒトは初めて「人間」となるのです。
教育学部だったので、「人は人間(ジンカン)にありて、人間となる」と教えられた。しかし、人と一緒に生活していても、人非人のような人もいる。彼らに欠けている「人間性」とは、「神の口から出る一つ一つのことば」によって形成される人格である。
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