賢狼ホロ

 このアニメは暗に「一神教」である「教会(これもキリスト教会とはいっていない)」をディスっているようなアニメにみえて、ちょっとチクリと来るところもあるけれど…。ま、アニメなので。
 ホロが言います。
 「少なくとも、唯一神が世界を造り、人はその世界を借りている、なんて大げさなことはよう言わなんだ。自然は誰かが造れるようなもんじゃありんせん。わっちは教会はいつから喜劇を扱うようになったのかと思ったくらいじゃ。」と。
 そんなホロのような異教の神々を教会は滅ぼして来た、という話のようで少し胸がいたむ。この感覚はパイレーツ・オブ・カリビアンの中にも出て来るものなので、似たような話は他にも多い。
 教会と異教の戦いが扱われているようだ。
 確かに教会は異教の神を認めない。特に偶像は。人や動物か架空のものを神とすることは禁止されている。そもそも存在しないからで、神ではないからだ。神でないものを神とすることは大きな『呪い』と『理不尽』の中を生きることになる。

 とは言え、このアニメのホロはとても魅力的だ。美しく、可愛らしい。また言葉遣いも、自分のことを「わっち」と呼び、言葉尻も「ありんせん」的な表現が独特で素敵です。
 オオカミの姿になった時がちょっと可愛らしすぎる大きな柴犬っぽいところをもう少しリアルで迫力を出してほしかったような。これは好みの問題ですね。
 「魅力的な女性」という点では、ホロはかなり上位にあがっていると思う。
 「一人はイヤじゃ」というホロの悲しみが心に迫ってくる。
 牧師としては、ちょっと背徳感のあるドキドキする魅力ですが、クリスチャンでなければ味わえないかも、です。

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