大学に入ってすぐに、従兄の友人の心理学の先生に会った。その時、その先生は「お前みたいな『山から下りて来たばかりの野生児』みたいなのが、今の時代にまだいたんだ。」と言われた。四年経って、卒業間近にもう一度会った時は、「ようやく『人』になれたかな。でも、これから『人間』になれるように頑張れ。」と、励まされた。私を『野生児』から『人』にしてくれたのは、同じ研究室にいた先輩、同級生、後輩だったのだと思って、今も感謝している。
大学では「『人』は『人間(ジンカン)』にありて、『人間(人間)』となる」と教えられた。『人』とは生物学上の「ヒト科ヒト」は動物としての『ヒト』を意味し、『人間』は「社会生活のできる『人』」を意味する。
社会生活を送るのは難しい。その中で、苦しむ人も多いし、人間関係で悩んでいる人は多いようだ。
最近、「ダイバーシティー(多様性)」という言葉をよく聞く。昔よりも住みやすい社会になっているのかな。
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