あなたがたの心が頑ななので

昔、落語か何かで聞いた気がした。離婚する時は「三下り半」を渡せばいいと。字が書けなかったら、三本半の線を引くだけでいいと。それほど、離婚は簡単で、女性の人権など無かったのだと。
でも、それは聖書の世界も同じだった。

マタイによる福音書
19:3 パリサイ人たちがみもとに来て、イエスを試みるために言った。「何か理由があれば、妻を離縁することは律法にかなっているでしょうか。」
19:4 イエスは答えられた。「あなたがたは読んだことがないのですか。創造者ははじめの時から『男と女に彼らを創造され』ました。
19:5 そして、『それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである』と言われました。
19:6 ですから、彼らはもはやふたりではなく一体なのです。そういうわけで、神が結び合わせたものを人が引き離してはなりません。」
19:7 彼らはイエスに言った。「それでは、なぜモーセは離縁状を渡して妻を離縁せよと命じたのですか。」
19:8 イエスは彼らに言われた。「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、あなたがたに妻を離縁することを許したのです。しかし、はじめの時からそうだったのではありません。
19:9 あなたがたに言います。だれでも、淫らな行い以外の理由で自分の妻を離縁し、別の女を妻とする者は、姦淫を犯すことになるのです。」
19:10 弟子たちはイエスに言った。「もし夫と妻の関係がそのようなものなら、結婚しないほうがましです。」

離婚についてのイエス様の教え、この中で、『あなたがたの心が頑ななので』はキーワードだと思います。そして、それを聞いていた弟子たちでさえ、その『頑ななさ』を露呈している。
現代のキリスト教社会も未だに同様に見える。
これが「男女関係」を誤ったものにしている元凶だろう。

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