疲れてません。

今朝の朝日新聞の記事です。30歳頃だったかと思うが、この記事のように「『ご苦労様』は目上には使わない」というマナーの話を聞いた気がする。それまでは、目上の人にも、「大変なお仕事でしたね」という気持ちで、『ご苦労様』を使っていた。いつの間にか、目上には使わないと言われて驚いた。この記事に大いに共感できる。
敬語は変わると筆者も言っているけれど、どの言葉をどう使うかよりも、「上下関係を明確にする」ということが最大の目的のように思う。
最近は新しい技術やIT等の影響で、若い人の方が能力が高いことも多い。長年の経験も知恵も役に立たなくなって来ている。つまり、上下関係が崩壊しかけているのだろう。やはり、一抹の淋しさを覚える。
old soldiers never die; they just fade away
昔は「老兵」だったのに、今は「壮年兵」かも知れない。サザエさんのお父さんは50歳くらいらしい。でも、今の50歳はとても若い。なのに、仕事をどんどん失っていく。居ながらにして、玉手箱が次々と開けられて、気が付けばおじいさんにされているように思うかも知れない。そんな時に、「お疲れ様」と言われると、「もう、いいです」と言われているように思う。
「疲れてなんかいない。ちょっと苦労しているだけだ」と、言いたいかも。

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