柳条湖事件の日の事件

44歳の中国人男性が、柳条湖事件を体験したとは考えられない。柳条湖事件から今年で93年なのだそうだ。日本人で、この日のことを覚えている人が現在いるのだろか。そして、昨日そのことを思い出していた人が何人くらいいたのだろうか。
私も、全く思いもしなかった。歴史の時間にこの事件を学んだが、すっかり忘れていた。
しかし、中国では、今もこの日を「国恥日」としていて、過去にも何度もこの日に事件が起こっている。
日中関係の上で、第二次世界大戦の問題はまだ解決されていないということなのだろうか。それとも単に、中国共産党のプロパガンダに利用されているだけなのだろうか。
「外患なくば、国危うし」というわけで、「仮想敵国」を創ることは国策として、どこの国でもやっている。だからなのか、中国の報道官は「どこの国でも起こりうる」というようなことを言っていた。弁解から始まる言い訳のような事件認識なのが、残念過ぎる。

「殺された子どもに罪はない」と、みんな思うと思う。では、誰の罪なのだろうか?
満州事変を起こした日本の罪なのか。プロパガンダとして利用している中国共産党の罪なのか。それとも、歴史的認識と政治的利用に踊らされたか、単なる自分の身の上の不満をこれに重ねただけかも知れないこの44歳の中国人一人の罪なのか。
この子がその犠牲者にならなければならなかった理由にもならないし、この子が殺されるということが「尊いいけにえ」になり、日中関係が簡単に改善されるとは思えない。
でも、この子の命の失われたことを忘れてはならない。そうすれば、平和への道を歩き続けることができると思う。
心から悼み、ご両親、ご家族、同級生や学校関係の人たちの、決して簡単ではないと思いますが、慰めと平安をお祈りします。

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