
「初恋」とはなんとワクワクドキドキする言葉でしょうか。「女の子を好きになる」(ごめんなさいね。私は同性愛者ではないので)というのは、本当に胸が締め付けられるようにうずくような感覚があって、今でもその時のことを思い出すと、苦しいような気持ちになる。
でも、初恋が叶うことはほとんどないようで、叶うというのも結婚まで至るということを意味すると本当に少ないようだ。所謂「幼馴染」と結ばれるというものは本当に少ないだろう。
それでも、小学校、中学校、高校、大学と言った、「学生時代」の恋愛が結婚に至るケースもまれなようだ。私の時代には「22才の別れ」なんて歌もあった。
その経過の中で、「初体験」を経験する人も多いだろう。そして、初体験を経験した人と結婚するケースも少ない。
そして、残念なことはその初体験が、良い思い出ではなく、むしろ悲しいものになっている女の子が多いということだろう。
学生の頃、よく女の子から相談を受けた。ほとんどが恋愛相談だったが、「初体験をした人と別れた」子の心の傷の深く重いことを知らされた。
「思っていたのとは違った」というものが一番多かったように思う。中には、家庭教師とか、学校の先生とか、家族とか、友達だと思っていた男子とかの恋愛対象ではない男性との関係で、ただのロストバージンか、痴漢やレイプなのかというものもあった。
恋愛相手でも、セックスまで考えていなかったのに、いきなり関係をもたれたケースも多かった。
恋愛相手であっても、初体験だけではなく、セックスを重ねることになり、妊娠、堕胎手術になったものも多かった。
堕胎手術をした子の傷は深く、慰めてあげることも難しかった。たぶん一生引きずるのだろうと思われる。
でも、初体験の時に、万全の「避妊」をしていることは少ない。コンドームや経口避妊薬のピルなどを用意していることも少ないようだった。それで、妊娠がわかって、うろたえるということも多い。
そして、実際に堕胎手術を受けると、「殺人?」という悩みを消すことは難しいようだ。特に好きな人の子どもを堕ろすというのは、かなりつらいことのようだ。
残念なことだが、男の方は、それに対して「罪悪感」を感じたり、「責任の重さ」を感じて、逃げるようにして分かれてしまうことも多い。
そんな相談をたくさん受けたり、聞いたりした。
私の学生時代など、本当に典型的な昭和のいい加減な時代で、「ロストバージンは高校生までに」みたいなことまで言われていた。今から思えば、本当にバカな話だと思う。
だから、今の若い人たちには、「初体験の相手とは結ばれない」というジンクスがあるという意識で、恋愛してほしい。安心して、子どもを生めるようになるまでは、必ず避妊してほしい。避妊しながらのセックスがロマンチックではないと思うようだったら、今子どもができることがロマンチックだと思えるまで、我慢してほしい。
コメント