発見とは…

 義父が心臓の薬として「ニトロ」をもらうようになった。以前からこの薬のことは聞いていたけれど、それがまさか本物の「ニトログリセリン」だとは思えなかったが、そうだと知って、本当に驚いた。ニトログリセリンと言えばノーベル賞で有名なノーベルさんがダイナマイトにしたという代物。
 高校生の時に化学部だったので、ニトログリセリンかトリニトロトルエンを作ろうとして、先生にバレかけてやめたことがある。
 そんなニトログリセリンが心臓に効くということを発見した人はすごいと思う。ノーベルさんのダイナマイト以上の発見だと思う。
 初めてそういうものを発見した人はすごいと思うのですが、「なまこ」を初めて食べた人もすごいと思いませんか。海にいるのをグラスボートで見たことがありますが、さすがに食べてみようとは思えない形状と色ですよね。でも、子どもの頃に父が食べていたので、私は食べますし、酢醤油は好きなので、珍味としては素晴らしいと思います。初めて食べた人に感謝です。
 でも、驚くのは「ツバメの巣」というものです。中華料理の三大珍味の一つらしいですが、あれを食べ物として見つめた人はすごいと思います。日本に来るツバメの巣を食べようとは全く思いませんが、イワツバメの巣を食べようと思った人がいるということですよね。すごいなぁと思います。
 小学生の低学年の時に、友達と一緒に歩いていると、突然しゃがみこんで何かをジッと見ていました。視線の先にあったのは、茶色い棒状のもので、よく道に落ちていて、踏むと絶望的な気分してくれるものに見えました。彼はしばらくじっと見ていると急に手を伸ばして、「だいじょうぶ!」というといきなりつかんで、「ほら、ナワのこげたものだよ」と言って、見せてくれて、その後、道の外へ投げ捨てた。
「その確認って必要なの?」と思ったけれど、どんな意味があったのか未だにわからない。私にはそんな勇気はないと思った。
 世の中にはそんな勇気のある人がいて、そんな人たちが素晴らしい発明をしてくれているのかも知れないと思う。
 とりあえず、感謝します。

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