大阪地検の女性検察官が性的被害を受けたというニュースをしていた。女性は涙ながらの訴えをしていた。加害者が大阪地検の元検事正であるというから、驚いた。
検察官と言えば、裁判官や弁護士と同じく、司法試験に通らなければなれないとても難しい仕事だったはず。しかもそれは、「法を守り、人権を守る」という憲法の執行人であり、番人でもある立場だろう。
この女性の立場は今の日本ではとても男女平等と言える状況ではない。そんな中で、必死で勉強し、司法試験を突破して、検察官の立場を得た。男女が平等に戦えるのは知性の分野かも知れない。
そうして、女性として、しかっりとキャリアを積み、人格を磨き、弱者の権利を守るために戦ってこられたのだと思う。
それはまさに人間としての尊厳を守り、人間としての知性と教養を身に着けてこられたのだと思う。
それが、破壊され、崩れ落ちた。人間の尊厳は叩き潰され、まるで野良犬のように、性的な暴行を受けた。それは、彼女が守り続け、誇りにして来たものを、ぶち壊されたということだろう。
それをしたのが、同じように「憲法を守り、人の人権を守る」べき、検察官の上司によってである。
15年程前にも『冤罪』事件を起こした大阪地検とは、何者なんだろうか。
そして、問題は、どうしてこんな人たちが検事をしているか。どうしてこんな人たちが『司法試験』に受かっているのか。司法試験とは、一体何を試験しているのか、大きな疑惑がわく。
袴田さんの事件を思えば、警察も検察も信用ならないことになる。
それでは、この国の治安は守られない。
どうかお願いだから、検事であり、弁護士であり、裁判官である「司法試験に合格するほど賢い人たち」に、ご自身がまず正義を守ってほしい。
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