
かなり前に、問題が起こって、妻が担当責任者(女性)に苦情を言った。そうすると「まあまあ」と「そこまで怒らなくても大丈夫ですよ」という感じで『因果を含められて』いなされた。それで、私に行ってほしいとのことで、私が苦情を言った。そうするとすぐに対応してくれて、相手方が謝罪をしてくれ、その後そうした問題は起こらなかった。
以前高齢のご婦人が「男が前へ出ないと、女だとなめられるのよ」と話してくれたことを思い出した。その時は「男になめられる」という意味で受け取っていたが、「女にもなめられる」のだとわかった。
こうして、女性であっても、女性を軽んじるのであれば、女性の地位が向上することはないだろうと思った。
遊郭の社会に『やりてばば』という役職があったと聞いたことがある。言う事を聞かないお女郎に、因果を含めて話をし、おとなしく男を取るように説得する役柄らしい。小さい時に身売りされ、お女郎になり、好きでもない男に抱かれる。運が悪ければ妊娠し、堕胎させられ、体はボロボロになって、若くして死に、墓も作ってはもらえないような一生を閉じる。
どんな因果を含めた話をするのか、遊郭の存在を公営として認めている社会の一切の歪みを背負って話をする『やりてばば』の存在は正に悪魔の所業に思える。
『お局さん』という役職も聞いた。会社の意向を、若い社員に因果を含めて説得し、やらせる仕事なのかも知れない。そこには、取引先の相手と寝るように説得されることもあったように聞く。そのお局さんは、自分の地位と権力を守るためもあるのかも知れないし、自分がかつてしたその苦痛な仕事を後輩の女の子にも味わわせてやりたいと思っているのかも知れない。
最近の学園ものアニメの中にも、好きな男の気持ちを繋ぐために、その男の好きな別の女の子との間を取り持つ半分彼女のような女の子が描かれていた。
最初の話とはレベルは違うと思っても、どこか同じように思う。
女性が女性を「売る」「守らない」のなら、「女性が女性の敵」となる。この「女性の敵」は男性社会にはとても都合がよく便利な存在となるのだろう。所謂『獅子身中の虫』というもののように思う。
世知辛い世の中だけに、自分の身を守りたいと思うのは当たり前なのかも知れないけれど、女が女を生贄にするのはどうなのだろうか。
確かに男も男を売るし、男も女を売るだろう。結局社会の弱肉強食の中で『弱者』は生贄にされ、餌食とされるということなのだろうか。そして、弱肉強食の社会そのものは否定できないものなのだろうか。
話が大きくなりすぎているようにも思います。
それでも、男女平等という考え方が間違えているとは思いたくはないのです。



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