三位一体(2)

イエス様はお母さま

「神は人を男と女に創った」と聖書にある。つまり、子どもが出来て「家族」ができることは想定済みだった。「神のかたちとして人を創造した」とある。これは、一人の人が神のかたちに創られたことだけを意味しているのではなく、この「家族」のかたちも「神のかたち」であったと考えるべきだろう。
そうすると、「父・子・御霊」は、「父・母・子」に相当する。「父」に関しては問題がないだろう。「御霊」については、パウロが「子とする御霊」と言っている。「御霊」を受けることによって、クリスチャンは「神の子」とされている。つまり、「御霊」は「子」に相当する。消去法でいくと、「子」であるキリストは、「母」の立場に相当することになる。男性上位社会の時代にキリストが女として現れることは、どう考えても奇妙な宗教となるだろう。だから、「女の末」として女の立場をうかがわせながら、男の子として誕生したと考えられる。
イエス様は新約聖書の中ではとても「女性的」に見える。「宮きよめ」の時以外はとても優しい。最後の晩餐の時にヨハネはイエス様に寄りかかっている。「マリア様」を女神のごとく扱う人もいるけれど、「父・子・御霊」では一見母性に欠けてみえる。それを求めたのだと思う。でも、イエス様の中には、「母性」は十分にある。

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