女性蔑視は最低!(1)

高校生の時にジョン・スチュアート・ミルの「女性の解放」を読んだ。殆ど理解できなかったと思う。そもそも「なぜ、解放されなければならないのか?」ということが理解できていなかった。自分の周りの女性たちが、アメリカの黒人のように奴隷にされているようには思えなかった。みんな自由に楽しそうに生きているように見えた。むしろ、いざ戦争になった時には、兵隊に取られないから得していると思っていた。母がよく「男の子は戦争に取られるから…」と言って、戦死した弟の話をしていたから。
しかし、今思うことは、「女性蔑視の片棒を担いでいる」のか、「その旗頭になっている」のが、キリスト教のような気がしてならないということです。
でも、私の中にも「古い自分」がいて、時々それが顔をのぞかせます。自己嫌悪になり、不快でたまりません。ただ、少し言い訳をさせて頂きたいのは、私の親や祖父母の世代は、慶応、明治、大正の生まれで、男尊女卑が当たり前の家庭でした。当たり前だったものに気が付くのは、難しいし、苦痛です。

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