ベルと鐘

 日本と西洋では違うところがある。その中で、子どもの頃から面白いと思っていたものに、お寺の鐘と教会のベルの違いがあった。
 日本のお寺では鐘は撞木で外から叩く。それに対して、ベルは内側から叩く。そして、教会のベルの中には、中のクラッパーを動かすのではなく、ベル全体を動かして音を鳴らすものもある。
 ハンドベルでも、ベル全体を振って音を出している。西洋のベルも相当重いだろうけれど、ベルの方を揺らす。日本の鐘も当然重いだろうけれど、鐘を揺らして何かに当てて音を出すというのは、私は知らない。
 日本人と西洋人の違いのようなものを感じる。
 人間国宝の太田先生と話した時に、「日本人はね『徳利』とか『器』でも中を派手に装飾するんだ。倹約令もあって、外に見せるのが禁止されたのもあると思うけど。でも、西洋人は外を飾るんだ」という話をしたことがあった。

【新改訳2017】マタイの福音書
23:25 わざわいだ、偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは杯や皿の外側はきよめるが、内側は強欲と放縦で満ちている。

 イエス様の教えは日本人の方が向いていると思う。
 でも、時には真逆のように感じる感性の違いだけれど、「逆もまた真なり」というから、表裏一体なのかも知れない。

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