つばめの麦?

子どもの頃、野山でよく遊んだ。瀬戸内の海岸近くに家があって、すぐ山だったから、平地は少なかった。田んぼや畑もあって、あちこちに草や木が茂っていて、昭和の田舎の風景だった。土の道には、自動車や人の通るところ以外には、たくさん草が生えていた。そんな草の中に、「燕麦」というのでしょうか、これを見つけるとうれしくなった。本当につばめのような形に見えて、楽しかった。家に持ち帰って机の上に並べて遊んだ。つばめのようにも、飛行機のようにも思えて、自分も一緒に空を飛んでいるような気持ちになれた。
いつか自分の背中にも翼が生えて、空を飛びたい。イカロスのように無謀と言われても、傲慢と言われても、太陽を目指して、行けるところまで行ってみたい。

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