ちょっと淋しいクリスマス

何年か前あたりから、街の雰囲気が変わったように感じた。以前のようなクリスマスの飾りつけに元気がない。何か、どこかからの圧力でもかかっているのかと思うように感じる。
今更、日本の宗教観を語っても仕方がないのかも知れないけれど、この国の宗教は神道なのか、仏教なのか、それとも道教なのか、はたまた儒教なのか…。国家に特定の宗教はないはずである。憲法には「信教の自由」は認められている。
元々、「本地垂迹説」にしろ、「神仏混淆」にしろ、仏教と神道を合体させて、同一視してきていた。
明治維新直後に「廃仏毀釈」が起こり、国家神道を作り上げて、戦争へ走ったことへの反省を受けて、国家の宗教はなく、それぞれが様々な必要(例えば、クリスマス商戦など)から、それらを祝ったり、祀って来た。
その戦前、キリスト教は迫害の対象だった。今再びそのような雰囲気が醸し出されているとしたら、それはとても怖ろしいことだと思う。

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