
売春防止法で、「買う側にも罰則を」という話のようで、「全面禁止をしなければならない」という話ではないようなのが、とても驚いた。
「売春は必要なもの」とか「売春はあって当たり前のもの」とか「無くてはならないもの」という認識のようで、やはり驚く。
確か学生の頃に先輩たちに言われたことは、「男は経験を積んでおいた方がいい」ということと、「結婚するなら処女がいい」という話だった。その話を聞いた時に矛盾を感じた。みんなが処女を守ると経験を積む相手がいないということだった。そうなると、経験者を探すか、不倫をするか、売春をするかなどの選択になる。そもそも経験を積むためだけの相手に、貞淑を求めることはできないわけで、むしろ貞淑でない人を探すことになる。
昔は遊郭があちこちにあったので、経験を積む機会も多かったのかも知れないが、同時に性病になる可能性も高かったようだ。
それに、「政略結婚」のようなものや、「お見合い」のようなものに対して、「生涯売春契約」ということを言っていた。だから結納金が高額だった。それは、女性は「性処理の道具であり、子どもを生む家畜」というイメージもあったように思う。そこに女性に対する人権とか人格というものはほぼ皆無なものに思える。
そんな発想からか、女性がセックスをし、妊娠出産をするというのは、人権や人格を捨てる行為と考えられていたようだ。ボーボワールなどもそう理解していたのだろう。
売春を、「安全で、健康的で、生産的で、経済効果を高め、明るく、清く、美しい、日本の文化と歴史として引き上げたい。永遠に発展し、子どもたちに積極的に取り組むべき仕事として、憧れを抱かせたい。なりたい仕事ランキングの上位に常に『娼婦』が上がるようにしたい」という意図での改正なのだろうか。
江戸の文化と言えば、「吉原」などは絶対に欠かせない。「鬼滅の刃」の中にも遊郭の話が出て来る。若い人には遊郭は、「男女の出会いの場」という認識なのだろうか。
売春は、レジ打ちのような、高校生のために必要なアルバイトの一つとは考えられないのだけれど…。
吉原に身を売ることが美徳のように描かれ、苦界に身を堕としてまで、親のため、家族のために命を捨てることを美談として描かれて来た。吐き気のする話だ。
それに、厳しく罰すると「地下に潜る」ようなことを言ってるみたいだけれど、麻薬などは地下に潜っても取り締まっているのではないだろうか。厳しく対応するという姿勢を示すべきではないだろうか。
売春をしなければならない女性を生み出さない社会を作るべきだと思う。


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