何か感じますか?

 ここは寳來橋という橋です。ここから先が「中書島」です。以前には遊郭があった場所だそうで、戦後にも花街だったようです。
 私よりも少し年上の方たちから子どもの頃、窓から覗く遊女の人を見たとか、派手な飾りの街だったとかいうお話を、この伏見に来た頃、盛んに教えて頂きました。
 中には、「この京阪沿線は、大阪から京都の寺社仏閣のお参りをするための電車で、お参りが終わった後にそういうところで遊んで帰るんだ。だから、京阪沿線には花街がたくさんあったのだ」と教えて頂きました。
 そう言えば、関東に平将門神社があって、そこでも同じような話を聞いたことがありました。
 寺社仏閣にお参りをしたご褒美が女遊びだったようです。

 以前にもお話を書いたと思いますが、この橋を渡った中書島に入ると頭が痛くなるという方もいます。何も感じない人の方が多いかも知れませんが、そうした街だったことを知って、意識してか、知らずにか、その辺はわかりませんが、そういうことを感じる人もいるようです。

 私も伏見に越して来て間が無い頃に、夢を見ました。遊女に襲われる夢でした。その遊女はその後鬼の形相になって、私を喰い殺そうとしました。でも、その夢の最期の印象は「絶望、悲しみ、いたみ」等でした。
 この街はそういうものも抱えているのだと思います。歴史があるということはそれまでに様々なことがあり、その蓄積の上に今が成り立っていることを受け止めならればならないのでしょう。
 鳥羽伏見の戦いや新選組のこと等もその一つでしょうし、今NHKでやっている「豊臣兄弟」の歴史もそうなのでしょう。学区にある小学校に高山右近の通っていた教会があったことなどもその一つになるように思います。
 何もかもが、幸せで楽しかったということはなくむしろその逆の場合の方が多いことでしょう。それらは、呪いとなり、因習や言い伝えの中に重々しい思いを伝えているのでしょう。

 皆様の街は如何でしょうか。平和に暮らせていらっしゃいますか。
 平安と祝福をお祈りしています。 

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