カルト

私が信仰を持った教会では、旧統一協会からの脱会の働きをしていたので、まわりには旧統一協会出身者が多かった。私の奥さんも旧統一協会の出身だ。
旧統一協会の中身を知れば知るほど、キリスト教のカルトだとわかる。普通の教会の中にある歪みが大きくなったのだと気が付く。
例えば、「祝福家庭」という言葉がある。これは「クリスチャンホーム」のことだ。家族全員がクリスチャンであるということに憧れる。そのためにクリスチャン同士で結婚したい。でも、クリスチャンの数は少ない。それで、「合同婚式」のようなものをつくる。そして、今度はそれをエサにして、信者を集める。
家族を捨て、財産をすべて献金して、どこの誰だかわからない者と結婚して、子どもを産み、家庭をつくる。途中で「何かおかしい」と思っても、もうやめることはできない。
その中に、「日本は韓国に対して酷い事をしたから、韓国に尽くさなければならない」というものが、紛れ込まされている。仕事もしない、家もボロボロ、韓国人の女性が結婚相手としては選ばないような韓国人男性と結婚させられた日本人女性も多い。
そんな人たちの犠牲者から、かき集めたお金が政治献金となり、素直で熱心な選挙運動員を提供していた。うちの奥さんも大物議員の選挙カーでウグイス嬢をしていた。
カルトはなくならない。マインドコントロールは誰でもかかる。カルトに引っかかったら、人生を棒に振ることになる。