高齢者の投票

 高齢者の方を訪ねると「今回は投票にはもういけない」というように話しておられました。
 高齢者の投票の支援もいろいろあるようですが、その支援もよくわからないし、あってもその条件に自分が当てはまるのかもわからない。病院や施設などに入っていれば、投票できるようだけれど、自宅にいると、自力で投票場までいかなければならないが、それがなかなかままならない。シルバーカーを押しながら、あまり行く機会のない投票場へ出かけるのは、なかなかハードルが高いようだ。
 投票行動は、「自分の意志を表明する」という感じがあるせいか、「万難を排して」出かけなければならない、というイメージなのではないだろうか。
 アンケート調査くらいの感じで、投票できればいいのではと思う。電話や手紙やネットや…いろいろと駆使して、もっと簡単に投票できるようにしてほしい。
 以前に森元首相が「若者は寝ていてほしい」的な発言をして、物議をかもしたが、これが与党の本音なら、投票は難しいほどいいことになる。しかし、与党に多く投票しているのは、高齢者なのに、その高齢者が投票に行けなくなって来ているのだから、もっといい案を考えてほしいと思う。
 ここまでハイテクが進んでいても、この分野はまだまだ難しいのかも知れない。

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