
京都駅の地下街のPortaで、このロボットに出会った。はじめはお掃除ロボットかと思って見ていると、どうもお掃除をしている様子はなかった。
誰かが近くを通ると立ち止まって邪魔にはならないように気を付けているようで、賢そうに思えた。
それで、写真に撮りたくて、近づくとやはりちょっと立ち止まるようにする。前面の画面を見ると「巡回警備中」と書いてあった。「あ、警備員さんなんだ」と理解した。
点字ブロックのような段差のあるところはちょっとぎこちない動きをしていたが、それでもしっかりとコースに従って進んでいるように見えた。
本当に「ロボットが街中で活躍している時代なんだ」と思うと、子どもの頃に夢見ていた未来の世界に今住んでいるのだと思えて、何か嬉しかった。
『近未来』が『現在』になった、というちょっと不思議な感覚になった。
そう言えばここは『古都』京都なのに、『新都』ということなのだろうか。
京都の魅力の一つは、古いものと新しいものが混ざり合っているというか、共存しているところだと思う。案外というかきっと京都の人は、いにしえの街に住んでいながら、「新しもの好き」なのだと思う。
京都にはあちらこちらに『異世界』が存在している。
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