自然を感じる街中

 京都三条木屋町の高瀬川にアオサギがいた。京都の楽しいところは、街中なのに自然を感じさせてくれるところもあるかな、と思う。
 野生の鳥が棲んでいる。
 お寺や神社などがたくさんあり、街中でも人工なのだろうけれど、とても手を入れて、自然近い形の森や築山などをたくさん造ってあるから、野生の動物が出て来るのだろう。
 テレビでムササビ?だったと思うけれど、棲みついているお寺のニュースのようなものをやっていた。
 人の住む大都会の近くに自然を感じられるのはうれしい。
 ただ、いつも思うのは、近くに海がないこと。私のふるさとは、家から出ると海の匂いがする。窓を開けると海の匂いが入って来るようなところだったから、海が近くにほしいと思うけれど、実際は鉄製品がよく錆びるので、生活には多少厄介だった。
 ここでは、海を見ようと思うと舞鶴くらいか、大阪湾くらいまで行かないといけない。仕方なく琵琶湖の景色を眺められると少し、ほっとできるけれど、海水の匂いはしない。
 原風景というのは、しつこく体と脳に沁みついているようだ。思い出すと体験したことと共によみがえるから、時に厄介に思うこともあるが、懐かしさは感じられる。
 今日も一日良い日でありますように。

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