
今年の漢字は『熊』なのだそうだ。以前はもっと、刺激的に感じていたように思うけれど、最近は慣れてしまったのか、「そうなの…」と感じる程度のように思う。
確かに今年「熊」は大変だった。
私的には「今年の漢字」の「漢」の方もかなり大変だったように思う。今は「中国」というようだけれど、日中の問題がまた再燃している。
「世界では、十年に一度は戦争が起こる」という都市伝説があるようだけれど、戦争は「火の無いところに煙を立てる」式のもののようだから、怖ろしい。
ウクライナだって、まさかロシアが攻め込んで来るとは思っていなかっただろうが、ロシアは攻め込んで来た。
今の日本は「まさか中国が攻め込んで来ないだろう」と思っていると思う。でも、中国はいつでも攻め込める準備をしている。
それ以上に台湾に侵攻するのは簡単なのだと思う。中国が台湾に軍を進めて、支配を強化した時には、たぶん日本は何もできないと思う。香港が支配下に置かれたのと同じようになるだろう。
天秤は少しずつ傾いている。
日本は、昔中国から多くのことを学んだ。「漢字」もその一つだろう。でも、同時に長年に亘って、劣等感を感じ続けていたのだと思った。それに火をつけたのが、アヘン戦争だったのだろう。日本もそうなっては困るとも思ったかも知れないけれど、それ以上に「なんだ、中国(清)よわ~!」だったのではないだろうか。
その思いが、中国を侵略する気にさせたように思う。
共産党の国になって、国力を落としたので、これまでそれほどに気にかけなかったのが、ここにきて中国は強くなっている。
北朝鮮を完全に支配下に置けば、韓国は風前の灯になりそうで、その次は元寇よろしく日本を狙うだろう。今しばらくは時間がかかるけれど、中国は最初から、日本までを支配下に置きたいと思っているようだ。
今年の漢字が「中国」になる時、代わりに「漢」の字が書かれるのだろうか。


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