失われた30年

 朝、悪夢の中で目が覚めた。そして、何が悪夢の原因なのだろうかと思った。それがきっと「失われた30年」なのだと思った。
 1991年は、私は神学校に入った年だった。入学する頃には、まだバブルが崩壊したという認識は無かった。同じ年に普賢岳で火砕流が発生して、新聞の記事でその写真を見た記憶がある。
 その時から、日本は失われた10年、20年、30年が始まった。景気は悪く、失業率ばかりが増えて、世の中は暗い感じがしていた。その後、山一證券が自主廃業を宣言し、1997年(平成9年)11月に業務を停止したり、リーマン・ショックが2008年に起こったりで、経済が立て直しそうに見えても、崩壊していっているようだった。
 それと重なるように、阪神淡路大震災、東日本大震災、福島原発事故、アメリカ同時多発テロ、イラク戦争。そして、新型コロナウイルス感染。ロシアのウクライナ侵攻。
 オウムの地下鉄サリン事件。統一協会の問題。
 この30年程で、あまりにも大きな事件、災害、テロ、戦争が国内外で頻発している。
 そして、世界は「自国ファースト」を標榜する国に溢れている。
 その反対の「地球温暖化問題対策」や「国際平和」や「国際協調」や「軍縮」は後退しているように見える。こちら側の意見は、親や先生が注意をしたり、小言を言ってるように見えるのではないだろうか。そして、「自国ファースト」を掲げている方は、反抗期の青年のように見える。
 バブルの頃を知っている者たちから見ると確かに、失われた30年の人たちは、可哀想に思う。私たちは大して将来を不安に思うことなく、好きように、やりたいように生きていた。崩壊後は、何もかも抑制され、規制され、仕事もなく、出世もなく、夢も持てず、生活もままならない。
 楽しく、ハジケて遊ぶこともできなくなった。
 まだ、沈鬱な時代は続くのだろうか。何か良い打開策はあるのだろうか。これからの日本の未来は明るいのだろうか。明るく、希望に満ちたものであってほしい。

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