(天井板を外したところを写真に撮ったものです。軽天の鉄材と断熱材が見えます。青いのがバケツで、光って見えるのは空です。天井裏で暗いので、目では空が見えましたが、写真ではうまく撮れませんでした。)
感謝なことに、無事に火災保険(『すまい保険』と言う方がいいようです)の更新ができました。
信徒さんに勧められて、保険に加入したのが、この教会が出来た26年前に献堂した年からでした。当時は、開拓資金も底につきかけていた頃でした。新築のできたばかりに、保険は必要ないように思えました。自動車でもないので事故るわけでもなく、「火災保険」という本当に起こるかどうかわからないようなことにお金をかけることには、躊躇いもありました。
ところが、献堂して一ヶ月が過ぎた頃、台風が襲って来ました。とても巨大な台風でした。テレビもないような状態だったので、台風情報もわかりませんでした。駐車場に何となくおいていた、三角コーンが飛ばされたのを拾いに行ったりしながら、「これは台風かも知れない」と思いました。
建物の中に入って、妻とふたりで不安に思っていた時に、「ドーン」というものスゴイ音と共に、建物全体がビリビリ響くように揺れて、何が何だかわからないことが起こりました。
音と振動のあったと思われる方に走りましたが、すぐにはわかりませんでした。やがて、押し入れの上の天井から、柱を伝うように水が激しく流れて来ました。
慌てふためいて、天井板を外して、断熱材をめくると、「空」が見えました。「・・・???」。全く意味が解らないまま、とにかくバケツを置いて、水を受けました。
建ててくださった建築会社の人にまず、電話をすると、急いで来て、穴を埋めてくださり、屋根の上を見てくださると、ベニヤ板大の重厚な鉄製のフェンスが落ちて来ていたとの報告でした。
どうしたものか、途方にくれていた時に、保険を勧めてくださった方から、電話を頂いて、保険適用されることを聞きました。
「火災保険」なのに、「特約事項(あの、目も頭も痛くなるような小さい文字列)」の中に「風水害」が入っていて、屋根を取り換えて頂くことが出来ました。百万近かったと思います。
数年後、再び台風が来て、駐車場のフェンスが倒れました。これも保険適用して頂きました。
経費を切り詰めるようにして、保険に入っていましたが、本当に助かりました。
今、日本も世界も毎年のように、巨大地震と巨大な台風が襲って来ます。この異常な状況に私たちは何を備えなければならないのでしょうか。
いつ死んでも、確実に天国にいける「保険証書」かも知れません。
ちなみに、保険を選ぶ時は、「担当者=良き営業マン(ウーマン)」で選ぶべきだそうです。「保険適用」できる方法を良く知っていて、加入者の利益を考えてくれる人です。
「火災保険が台風被害に適用される」と、教えてもらえなければ、保険の申請すらしなかったと思います。
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