
香港のマンションで大規模な火災が発生して、44人が死亡し、270人以上が行方不明だと言っている。心からのお悔やみを申し上げます。
ただ、こういうした高層ビルの事件を見ると、どうしてもアメリカの同時多発テロのツインタワーの事件を思い出してしまう。
そして、そういうものと重なり合うと、どうしても「流言飛語」という言葉が頭に浮かぶ。
関東大震災の時に大規模火災が起こった時に、「朝鮮人虐殺」事件が起こった。
今、日本と中国の間で、ごちゃごちゃしている時に、こうした事件が起こると、本当の原因と責任者が解明され、逮捕者が出て事件が落ち着いても、SNS上で悪意のあるデマが流れるかも知れない。
例えば、「日本の高市総理の発言が、香港の大規模火災を起こした」という、悪意をもったウソであっても、不安を感じていたり、悲しみの中にいる人たちに何らかの納得するものであれば、人はそちらを選び取る可能性がある。
中国がこの時点ですぐに三人の逮捕者を発表しているのも、そうした「怖れ」を意識してのことのように思う。不安や恐怖などが、不測の事態を招くことがある。そうしたことが、怖ろしい。


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