『あいしてる』を、知りたいのです。

 全編が切なくて、悲しくて、愛おしい気持ちにさせてくれるアニメでした。
 子どもの頃に見た「フランダースの犬」を思い出しました。悲しすぎるアニメだったことを。
 ヴァイオレットは『少女兵器』だった。孤児で人としてではなく、武器として扱われる存在だった。そんなヴァイオレットを身近に置いて、大切にしたのがギルベルト少佐だった。そのギルベルトがヴァイオレットに「心から、愛している」と言って姿を消した。
 話は戦後で、戦争の傷跡に溢れていて、人々の心も荒んでいたり、たくさんの後遺症を背負って生きている世界だった。日本の戦後に『トラウマ』などを全く顧みることもなく、心の問題も扱われなかったことを考えると、人の思いを大切に扱ってあることにとても嬉しく思えた。

 日本の『少年志願兵』やドイツの『ヒットラー・ユーゲント』などの子どもの時から戦争の中で生き、徹底的に戦争のために命を捨てるように育てられた人たちのことを思い起こした。その人たちが戦後とても大きな痛みと苦しみの中にあったと聞いた。

 そんな中で、ヴァイオレットはけなげで、純粋で、無垢で、優しく、素直で、まっすぐで、見ていると心が痛く、悲しく、切なくなって、押しつぶされるように感じた。
 そして、とても美しい姿なのです。顔も髪も服装も、姿勢も立ち居振る舞いも声も、そして、心も…。
 全編通して、絵が綺麗で、どこをとっても美しいと感じるような仕上がりには、本当に驚きました。

 何度か書きましたが、私の叔父も少年志願兵でした。純粋でまっすぐで、お国のためにと生きていたそうです。そんな叔父も広島の原爆で被爆死しました。母はこの叔父のことを何度も何度も悔やんで悲しんでいました。
 戦争なんて本当にやめてほしい。何で今も戦争をしているのかと憤りさえ感じる。この日本が、二度と再び戦争に巻き込まれることがないようにと願う。
 この国を守っているのは、『憲法9条』です。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました